COLUMNコラム
トリコラボについて
トリコラボ共同代表の酒井です。
トリコラボは、異なる知見・スキルを持った人や組織「3者(トリ)が連携(コラボ)」し、多面的な視点で地域課題を捉えることで、世界を「虜(トリコ)にする地域を創造していく研究所(ラボ)」として、様々な分野のプロフェッショナルが集まってできたプロジェクトチームです
地方では少子高齢化、過疎化が進み、人口減少・産業の衰退が止まらず、それらに伴い、伝統文化の消滅・教育環境の縮小・空き家の増加・雇用や収入の減少、その他様々な問題が発生しています。
そのような問題がさらに若い世代の流出につながる負のスパイラルです。
全国の自治体が、なんとかして人を呼び込み地域を潤わせるために、必死に取り組んでいますが、地方創生を体現したといえるような成果を出せているのは一部であり、多くの自治体はその衰退し続けていく状態変えることができていないように思われます。
「なぜ地方創生が成功しないのか」
その理由は、取組みが一方向からの視点によることにある。と私は感じています。
自治体やその場所に暮らし続ける人たちは、地域への思いはとても強い一方で、中からの視点で見ていることが多い。
ここに外部のコンサルティング会社が入っても同じです。
そのコンサルが他地域で実行した方向性を向いて取組むことになるだけで、一つの視点からしか課題に向き合えないことには変わりません。
これだけの長い期間、多くの人が取り組みながらも大きな解決に繋がらない問題が従来のやり方でうまくいくとは思えません。
他の領域の成功事例やモデルには成功するだけの理由があります。
それは地域の活性化にとっても必ず参考になるはずです。
そのような新しい視点から新しいアイデアを生み出し、新しい地域の方向性を複数視点で考えていくことが重要だと考えています。
ただし外部のプロフェッショナルだけが集まっても地域は変わりません。
最後は、地域への思いを持った行政・民間の視点、協力が絶対に必要です。
自分たちの能力、キャリアを地方に役立てたい。
そのような思いを持った人をこのトリコラボのプロジェクトチームで拡大していきながら、多面的な視点から、新しい解決策で、地域を元気にしていくことに協力したい、貢献したいと考えています。
少しでも皆様のお役に立ち、持続する地域の取組みにつながれば幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。